1999年3月29日 学校面接

この日、秋から入学する学校の面接。
何度も言うけれど、フランス語が殆ど出来なかった私。
そんな私に、友達の知り合いで、その学校の卒業生の方が親切にも付いて来て下さった。まだお会いした事もなかった人なのに、ずうずうしくもお願いしてしまう。ほんっと、あつかましい私。

オペラ座の前で待ち合わせ。無事 会う事が出来て、それでまず ホッ。電話で何度かお話していたけれど 実際にお会いしたら、益々いい人で。更にホッ。

その後学校へ面接に。
そうそう、今思い出した、この時「ええっ」と感じた事。
この方と一緒に歩いていると 車が走っていなければ 信号が赤だろうと無視、どんどん道を横切って歩く事。オペラ大通り然り。信号機の高さも日本と違うし、そのタイミングとテンポにその時「ええぇ???ええええぇぇ???」と、すごく戸惑った記憶が蘇ってきた。
まあ、信号無視も、しばらく生活をする内に体で覚えて、今や日本なのに、その習慣が抜けなくて ちょっと困っちゃう…

話を戻して、面接は問題なく終わって、私の日本でやって来た事を加味して 途中からの編入も出来るけれどどうする?と聞かれたけれど どうしても1からフランスの仕方を勉強したかったから1年生から始めることにする。
面接後、授業風景を見るために各教室を案内された。こじんまりした学校で、日本の学校よりも和気藹々とした感じがして。
と、その中の一教室では、パーティー(フェット)の真っ最中。なんでも誰かの誕生日だとか。丁度ワインで乾杯する所で、私達にまで振舞われて。
「チンチン〜!!!(←乾杯という仏語ですので。はい)」って皆で大盛り上がりで乾杯☆っていうか、授業中に酒かよっ!とビビッたフランスの一面。 直ぐにその文化にも慣れちゃったけど。
授業風景も一通り見させてもらって、「9月までにフランス語、頑張ってね」という言葉に見送られ 学校を後にした。
無事面接が終わって、付いてきてくださった方と一緒にカフェでビールを飲む。ホッ。ほんと、ホッ。
この入学が決まるまでは 半年ぐらい前から「パリに行っても入学できなかったらどうしよう・・・」とか「フランスの学校に入るのってどうすればいいんだろう??」とか不安な気持ちで一杯だったから。この晩は ようやく枕を高くして眠る事が出来ました☆

そうそうこの日、国際テレカって物を教えてもらって、ジュンク堂で初めて購入。この時、70分話せるカードが100フラン(約15ユーロ)。それでも「安いわ〜」と思ったけれど。時間が経つ毎にどんどん通話時間が延びていって、今じゃ、15ユーロで600分ぐらいだったっけ?随分変わったものですね。