2001年4月1日 ジヴェルニーのモネの家へ

日本から家に遊びに来た、美術を専攻している子の切っての願いで、丁度タイミングよく4月1日から 開放されるモネの家へ。“ひとーりより二人がいい、二人より三人が良い〜♪”(←一体何人の人がこの歌にピンと来るのだろう・・・年ばればれ・・・)というわけで もう一人、私のパリの友達も誘って3人で。
朝、国鉄サンラザール駅の時刻表の前で待ち合わせ、10時44分 ルーアン行きの電車に乗る。VERNONで降りてバスに乗って目的地へ。
いや〜来たねぇー来たねぇーーー!!!いよいよモネの絵の池だよ〜!!!!!とその子は期待に胸を膨らませていた。
が!!!!!  チケット売り場に張り紙が!!!

“池の庭園は浸水により閉鎖中”

そういやぁ、このシーズンは異常気象、雨が沢山降ってセーヌ川も超増水!それによる被害が各地に沢山出てたんだわ!!!パリのセーヌ川も水は泥色に濁り、水嵩が増え、川沿いの散歩道なんかも 皆 深く水に沈んでしまっていたわ!!!
確かに VERNONに向かう道中、車窓から見える景色の中にも 増水した水に浸かっている川沿いの家も有ったねぇ・・・
池の庭が見れなかったら ここまで連れて来た意味無いじゃん〜〜〜〜〜!!!!!!!という感じだったけれど でも折角来たからと池の手前の、七面鳥が居たり花が沢山植えられた庭園(一応こんな風景もモネの絵に有ったよね?)と家の中を見学。
この日が初日だったって事も有るし まだ4月頭って事で 庭の手入れもそこそこ、お花もそんなに咲き乱れていない・・・つくづく残念・・・(何度か行った経験から 6月が一番綺麗な季節だった気がする)

殆ど観光客は居なかったけれど そんな中でも お、こりゃ、バリバリ日本人だねーーーーー!!!という3人組有。実はバスでも一緒で 密かにチェックしていた。この綺麗系は韓国系か???それとも日本か???
絵に描いたような“綺麗なお姉さま”系。コンサバにカッチリ固めた服装、バッチリ決めたメイク、雰囲気も完成されていて・・・。地味ぃ〜にパリで生活している日本人にしてみたら もう、眩しくって眩しくって。友達との協議の結果「あれ、やっぱり日本人だね。」という結論に。「観光客と在住、違うよねー雰囲気」などと話していた。

見学の後 私達は近くのレストランでご飯を食べ、白ワインを飲んで のどかな日曜日の午後を楽しみ、パリに帰った。

翌日、4月2日。日本から来ていた子が帰る日だった。
私もイースターの休みで日本に帰郷しようと3日に航空券を取っていたけれど、1日パリで無駄に過ごしても意味ないし、どうせなら一緒に帰ろう、という事で代理店に手続きしてもらって同じ便で日本に帰ることに。
パリ シャルル ド ゴール空港、離陸直前。
乗客は皆シートベルトを付け、スチュワーデスも皆 席に着きシートベルトを締めた。ラッキーな事に私の席は足の伸ばせる一番前の席。そして私の真向かいに スチュワーデスが座る。ふと見ると・・・

「!!!」

なんと、前日にジヴェルニーに居た 日本人じゃないかぁ〜〜〜〜〜!!!!!
あ、あの、独特のオーラ・がっちり決めた綺麗系は そうか、そうか、スッチーか〜!!!とガッテン!ガッテン!!!あれは 確かにスッチーだ。
世界は小さいなぁ〜〜〜!って思う事は度々あるけれど。
こと 非日常的な所なんかで知り合いにバッタリ出くわした時なんぞは いや〜ほんとビックリよねぇ。
(飛行機の搭乗口で「【私の名前】〜!!!」と大声でフルネームで呼ばれて振り返ったら 同じ便でパリに出張に行く友達だった、という事も有ったし。
はたまた 学生時代、文化祭期間中(殆どが参加せずに旅行に繰り出すんです) 手頃な所でグアムに行こうー☆と友達と急遽決めて行ったら、飛行機も、グアムの街でも、滞在先のホテルでも 顔見知りや同じクラスの人、友達がわんさわんさと居てビビッたって事も有)

そんな、前日会ったばかりのスッチーと、もろ向かい合っているから「昨日 残念でしたよねぇ」などとお話して離陸の間、ちょっと盛り上がったけれど。
ほんと、超びっくりぃぃぃ〜。