１９９９年５月１４日 １号線の中でのいや〜な出来事

スリの多い事で有名なメトロ１号線。パリの中心を横一直線に走るこの線には　凱旋門やコンコルド広場、ルーブル美術館など外せない観光地があるから　観光客がわんさと乗る→それをねらってスリ多し。という感じでしょうか。
語学学校の後に入学した学校通いにも毎朝１号線の駅を使っていたけれど　その頃にはもう、しっかり“パリの人”に馴染んで、一人だと狙われるような事はなかったけれど、１９９９年、行ったばかりの私はまだまだ“日本人”。しかも友達３人と一緒で　しっかり狙われてすられかけた、出来事。（当時のおフランス日記より）
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金曜日、一週間も終わりだから語学学校の友達の家で昼ご飯を食べようということになって１号線に日本人4人で乗りました。そりゃ、周りから見れば誰が見ても日本人でした。

４人で話し込んでいると　ちょっと違和感を感じピーンと来たんです。
はっとして横を見ると　ピタッ！と私の横にくっついて　私の鞄の上に自分の上着をかけて隠そうとしているでは　あーーーーーりませんか！
こいつ、スリだ、と思ってそのババア（ババアと言わせてください）を睨みつけると「あら、わたし何もやってないのよ〜」と　言わんばかりの両手を広げたジェスチャー。
なめとるんかい、われ、ボケ！
と同時に　自分の持ち物がすられていないか、そっちが心配になって早速かばんのチャックを開けようとすると、なんと、3分の1ぐらい既に開いているではないですか！！！！
素早い！！！いやいや、感心している場合ではなくて、財布、財布ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！
あ、ありました。
まあ　普段から　取りにくい位置にいれてあったんですが。たぶん　そのスリは　手を入れて　すぐのところには辞書とか教科書しか入っておらず、さぞガッカリしたことでしょう。
しかしーーー瞬時でチャックを開け・・・・・こわっ。だって、かばん、たすきがけで、しかも注意をして前に向けてかけていたんですよーーーーーー！！！！全く、のほほ〜んとした気分で乗っていたら完全にすられていたでしょう。
財布が見つかったら、なんだかほっとして　今度は　くっそーーーーー！！！！！！何であの時怒鳴らなかったんだろう！！！！！！！！！とフツフツと怒りが沸いてきました。
今度　そう言う目に会ったら　間違い無く怒鳴ってやるぞ、このやろう。
日本人をなめるなよ。
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と、当時　この出来事にスゴクいや〜な感情になったのが、言葉の悪さで判ります・・・
滞在中、後もう一度、あからさまに狙われた事が有って（抵抗の末、すられはしなかったけれど、いや〜な気分）やっぱり１号線、今度はジプシー数人に囲まれた事があったけれど。この時も日本人と一緒、観光で来た人とメトロに乗る時で。
一人の時って、後ろにも目をつけて超〜気を付けながら歩いているのと（妖怪です☆）、顔がそんなに“日本人”していない分、狙われて、この様に（未遂でも）手を掛けられる事無かったんだけれど・・・（ひやりとする事はあったけれど）
狙われる時は決まって　日本人と一緒に居る時。しかも、やっぱり“日本人”していると、狙われるのね・・・コワイコワイ。次パリ行く時も　気をつけないと。うん。今後も無事故・無事件を目指します☆