2000年6月21日 OASIS無料コンサート☆(当時のおフランス日記より)

 今日は FETE DE LA MUSIQUE。“音楽祭”の日、って感じかな。街中で 有名無名の音楽家が 音楽を演奏する。とにかくどこへ出歩いても 音楽にぶつかる日。もちろん 聞くのは無料。
去年は 来たばかりで この日がここまで盛り上がるものだとは知らず結局何も見に行かずじまい。 今年は違いまっせ〜!
昼過ぎに友達から電話。
「今日さ、リピュブリック広場で8時からオアシスの無料コンサートあるよ、行く?」「えーーーーーーまじーーーーーーー!!!って言うか、8時からクラスの人達とデザインの先生との食事会の約束しちゃった・・・でも チョ‐‐‐‐‐‐‐‐行きたぁぁぁーーーーい!!!」あーーーーー食事会、約束しなけりゃよかった!!!と、すごく悔やんだ。
でも、よくよく聞くと前座があるから多分10時位からじゃないか、と言うこと。
丁度ご飯を食べるレストランはリピュブリックと隣の駅。誘ってくれた友達とは、去年の例から言って 人ごみ、ドラッグしていっちゃっている人、酔っ払いの多さで 絶対に会えないらしいから私は同じクラスの友達と、その友達のイタリア人とお食事会を早めに切り上げて3人で行こう!、と言うことになった。
早めに切り上げるからには遅刻しないでレストランへ行こう、と思ったのだけど地下鉄でアクシデント。途中 のったらのったら走ったと思ったら駅と駅の間に電気もほとんど消えてストップ。一向に動かない。
これが国民性だなーって思うのだけれど「何やってんだ!」とドアをがたがた開けようとしたり怒りを表にあらわす人が多い。車内放送が何度か入ったんだけど私はあまりよく状況が判らず。15分ぐらい止まっちゃって。動き出したといって安心したのも束の間、よくよく車内放送を聞いたら“リピュブリックをはじめ、周りの駅には今日は停まらない”だって!まじーーーーーーーーーーーーー・・・・・
結局私がレストランに着いたのは8時40分。遅刻だ・・・。店は、というと、先生が「お勧めのレストランがあるからっ!」とキープしてくれていた一押しのレストランだったのだけれど、うん、あの・・・なんていうか・・・
そっちの道の雑誌やそっちの系のポスターが飾ってあり、音楽はテクノが流れ、店員も男同士でべたべたしていた。そっちの方々のレストランだった・・・(私の周りにはそういう人が多く、友達も多いので全く偏見はないです。念のため。)
レストランを選んだ 当の本人(先生)は10時半ごろ来て(遅すぎ!)もうそろそろ オアシスのコンサートへって目配せをしていた私たちのタイミングを狂わせた・・・も〜うっ。先生は店の人と親しく挨拶をしている・・・。
でも絶ーーーーー対 行きたいので 場をしらけさせるの覚悟で「お勘定おねがいします」と友達が言ってくれた。支払いを済ませ、私たち3人だけでリピュブリックへ!ワクワク!!!
リュピュブリック広場に歩いて向かっている途中 帰ってくる人達が結構居て「もしかして もう、おわったのかなあ・・・」と不安になる。11時ごろようやく到着。
会場には音楽がない。でもすさまじい人、人、人‐‐‐‐!!
「多分 まだ何か有るね」って事で もみくちゃにされながらちょっと前まで進む。けれどこれ以上は前に行くと いよいよ危険、と言う所で 周りよりちょっと高くなっている良いポジションを見つけそこにとどまる。ステージからは約30mぐらいだろうか。
待っている間 ハイな兄ちゃんが私の前を通る時に鍵をガシャリと捨てて行った。多分 すったのだろう。
しばらくすると ギターのチューニングが始まり その度 人が「ウォーーーーーーーーーー!!!」と盛り上がる。お、いよいよかっ?って感じ。
11時20分、ステージが明るくなり音楽が始まった!
 
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!これはまさにオアシスですぅぅぅ!!!!!「FUCKIN’ IN THE BUSHES」
ガーーーーーーーーーーーーーーー会場が沸く。と、友達とその友達のイタリア人は1曲目の途中で「明日が有るから帰るわ。」と言って帰って行った。
警官は 電話ボックスの上にのって警備。最初のほうは“STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS”からの曲が続いた。
私は一人になったけど そこは結構安全そうで 後ろには中国人が居たりして写真をバチバチとった。ウヒョ〜。

途中、リアムが挨拶をちょっとして、最後に「ファッキン パリス」と言って 曲が始まる一面もあり。ワーーーーーーーーーーーーーーーー!!!と盛り上がる。タンバリンをシャカシャカ やる気なさそ〜に振りながら本当にやる気なさそうに歌ってた。ステージから会場には ホースによる放水プレイ有り。あー、近くなくって良かったー。
まあ、そんなこんなで 「最後の曲です」と言った曲も終わったけど 再び現れ アンコール。3曲やった(かな)。これは昔の曲を歌っていた。
本当に終わり「また来年、サリュー!」と言って みんな引っ込んだ。ステージも暗くなった。ほんと、来年も来るのか?
約1時間10分の無料コンサート。お、美味し〜い。

さて
コンサートが終わったとたん人が帰り始める。終電間際だから。
人が引き始めると 酔っ払いやドラッグでハイになってるんだろうな、という人々が目立ち始めて ひとりの私としてはちょっと怖かった。途中、「ヘーーーイ ジャポネーズ!!」って狂っている黒人が言ってるしぃぃ。え、私‐‐‐‐!?だけど振り向かない振り向かない。ひたすら歩く。喧嘩もあちらこちらでやっていた。
競歩の選手のように歩いて10分、動いているメトロまで歩き、ホッ。無事終電にも乗れて 1時15分家到着。やー、やっぱり、治安の悪いところからの帰りは緊張するねー‐‐‐‐‐‐。よかった、ちゃんと帰って来れて。
今週はこう言うイベント目白押し。
土曜日は 「GAY PRIDE」と言うパレードがある。これは そっちの人達がパリを練り歩く。
ちなみに今日のレストランはその日にはスペシャルメニューがあるらしい。

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このレストラン情報 名前は忘れたけれど住所は 19 rue de picardie 75004 まだ有るのかな?