Fête de la Musique

a--------a2006-06-20

夏至の今日。

フランスでは毎年恒例、
フェット ドゥ ラ ミュージック、即ち音楽祭の日。
街中いたる所で音楽のイベント、コンサートがされる日。

ああ、また1年が経ったかぁ。と思ったわ。


4年前の今日、仲の良い同級生たちと 夕飯を13区の中華街の飲茶のお店で食べた後、パリの中心部ポンピドゥーセンターに向かって 他の同級生達とも合流、飲み屋に入って そこらじゅうから聴こえる音楽を聴きながら楽しんだっけ。
その場にいた同級生はインターナショナル。

韓国人の同級生達は 翌日、サッカーのワールドカップの韓国戦が有るから「市庁舎(hotel de ville)にある大スクリーンに観に行って皆で応援するの!!!!!!」と熱くなっていた。

チュニジア人の同級生とは 同じ組になった日本との試合を「お互いがんばろうーーー!!!」と盛り上がっていた。
6月21日。

私もTVでワールドカップを見て楽しみ、フランスの解説者がカックイイ宮本の事を「マスク ドゥ ゾロ!!!!!!!!!」と連呼して紹介していたのが印象深い。


あれが 既に4年前か。。。



私がフランスに行った1999年の音楽祭の日は よく判らずに終わった。

2000年の2年目は 新任のデザイン画の先生(男)の行きつけのお店ーーーこれが実はゲイの人たちのレストランだった、というオチが有るのだがーーーそこで同級生達と学期末に1年の労を労いながら夕食。その後に 近くのレピュブリック広場に行って オアシスの無料コンサートに興じた。


その翌年は 例えばあの、有名なオペラ座(ガルニエ)にコンサートに行ったり。

私にとってパリ滞在最後の年、2004年には 夜、ルーブル美術館で行われたフランス国立管弦楽団の無料コンサートに友人と出向いた。
ダヴィンチ・コードで盛り上がっている、あの、ガラスのピラミッドの真下でのコンサート。

題目は ムソルグスキー展覧会の絵

日がとっぷり暮れて 柔かいパリの街頭の光が あのガラスからこもれ、ここに入る事が出来なかった人たちがペターーーーっとそのガラスのピラミッドに張り付いて傍耳を立てている中。地下の、あのルーブル美術館で、フランス最高峰の管弦楽団のコンサートは 感動するものだった。
ルーブル美術館だっていう雰囲気も相俟って 鳥肌が立った私にとって最後のフェット ドゥ ラ ミュージック。
とても記憶に残るものだった。



あーーー
ほんと時間が過ぎるのは早いのね。

フェット ドゥ ラ ミュージック。
この日、正式にプログラムとして登録しているコンサート、パリ市内だけでも100以上。無名の人たちも勝手にコンサートを開いちゃったりするから、アパートからも音楽が聴こえるし、一歩外に出れば数多のコンサートに出くわす訳です。



2000年にオアシスの無料コンサートを観に行ったレピュブリック広場でのコンサート。
NRJって フランスのラジオ局が協賛していて この日 一番大きなコンサートが開かれる。

オアシスの翌年は 学校の同学年にその娘がいた、ユーサンドール(私は知らなかった・・・どうやら フランスでは有名らしいんだけれど)。
またある年は レニー・クラビッツの無料コンサート。


なんともおいしいイベントで この広場に毎年通いたかったけれど、かなりガラが悪いという理由で その後足を向けなかった。
酔っ払いやドラックで壊れた人たちが沢山居るから。。。
友達を誘っても二の足を踏んで行きたがらない。という訳であれっきりとなってしまった。
無料で、世界的に有名な人のコンサートが聴けるってぇのに!

まあね、危険と引き換えには なかなかみんな行きたがらない。。。



プログラムによると・・・
今年はルーブル美術館のガラスのピラミッドの下で 22時〜0時までジャズか〜!
色々魅力的なイベントが盛りだくさん。
あーーーーーーーーパリに行きたい・・・