2004年7月13日 パリ祭前夜 360°花火

このアパートに引っ越してから 事ある毎に屋根に登った。
天窓についている折りたたみ式のハシゴを降ろして。
もちろん 大家には「これは緊急用だから 登ってはいけない」と制されていたけれど。
内緒で。ね。


2004年の7月31日に私は日本へ帰国した。
私のパリ滞在の間に延べ何十人の友人が 私のアパートに滞在した。
そして 2004年の7月。最後の滞在者となった、心置きなく話せる友人がこのパリ祭をはさんで滞在していた。

毎晩 お酒を飲み交わしていたのだけれど 22時過ぎ “バンバンバンバン!!!!!”と
空に響き渡る花火の音が聞こえ始めた。
これがパリ生活最後の パリ祭前夜の 各所での花火。
天窓のハシゴを降ろし お酒片手に 屋根へと登った。


360°花火、花火、花火、花火、花火・・・・・・・!!!!!!!!!!!!

ブローニュの方も デファンスの方も 18区の方も 20区の方も 6区の方も 13区の方も・・・花火が上がる。その数 十数か所。
勿論日本のように華やかで繊細な花火ではないけれど、でも、ね。パリ祭前夜の気分を盛り上げるのにはふさわしい360°の眺め。

屋根からは いつも窓から見える以上に エッフェル塔も足まで見え、中心部のライトアップされたオペラ座まで見える。遠くはモンマルトルサクレクール寺院も 普段部屋で見るより良く見える。。。


絶景かな〜!

という景色と花火を 友人と満喫。素晴らしい 最後の7月13日。
写真は・・・上手く取れなかったんだけれども。。。

 22時22分 ぼやけているけれど判るかしら?花火が。  
 22時23分 いつもの眺めもちょっと上から。
 22時30分 エッフェル塔サクレクール寺院の間にも花火が見えて。 
 22時32分 エッフェル塔の裾に見えるオーストラリア大使館と日本文化会館(ガラス張り)
 22時33分 他の方向での花火

  

  


360度 色々な方向の花火。 写りは悪いけれど そのときの写真日記としてアップ。
このときの写真の中で 毛糸のカーディガンを羽織っている私の写真が出てきました。
寒かったのね、この年は。

日本で言う9階建ての屋根は柵無し、当然斜め。 酔っ払って転げ落ちたら最期。
そんな中で 美しいパリの夜景を肴に美味しいビールを飲んで。すごい幸せだった事 今もわすれられません。

大家とは問題が異常に有ったけれど でもあの景色のアパートだったから、
ま、
いっか。