２０００年６月２０日 アパート決定！！！（当時のおフランス日記より）

とうとう、秋から住む家が決まりました！！！
今日、正式に契約終了！ホッ。
と言うのは　こちらの法律で「退出する3ヶ月前に大家に報告しなくてはならない」と言うのがあって　わたしは今の家を「9月5日に退出します。」って文書を出してしまったから。
そんでもって7月頭〜9月頭まで　私は日本。となると　とにかく7月に入るまでに次の家を見つけなくては私は　9月から　路頭に迷うことになるから。
はーーーー、ほんと、良かった。
今　こちらは　学期末で丁度アパートの移動時期だから　物件はまあまあ沢山有るんだけど「外国人・学生・フランスに保証人が居ない」っていう３拍子でのアパート探しは　やはり　大変。
春から住宅情報誌を毎週買い、めぼしい物件の大家に電話をし、（この時点で「外人はだめ」っていって切られたこともある）アパートを見に行く約束をとって　実際に見る。こっちが　その部屋を気に入って　「住みたい」と思っても　これまた　競争率が激しいんだよね。立場の弱い外人は結局選んでもらえなくって。
でも、最近　地域を今住んでいる日本人の多い16区に絞ったところ、良い物件、日本人OKの良い大家にぶつかりました！！！
日本人になじみの有る大家が多いみたいで　日本人＝きちんと家賃を払う・奇麗に住む・物を壊さないって言うのが浸透しているらしい。
実際見に行った物件としては14件目。ほんっと、安心しました。
大家さんの職業はどうやら　エンジニア、発明家らしく　この間テレビにも取り上げられたんだ！！！という発明品を自慢げに見せてくれました。
どこからどう見ても　尿瓶。
どうやら、逆さにしてもこぼれない！！！と言うのが画期的らしく「ワシントンに特許を申請した！」と　特許出願書類を見せてくれたり　他にも自分で作っているヨット（ボート？)も見せてくれたり　かなり　愉快なおじいさんでした。
息子さん2人も同じ建物に住んでいるらしく　そのうち一人は　この間仕事で日本に行ってきたばかりらしいです。「コンニィチハ」と言っていました。
そのおじいさんの事務所兼発明部屋みたいなところで契約書を書いていたんだけどフツーのオフィスにあるような机の引き出しから何を取り出すのかと思ったら・・・
“トロピカーナ”
「のど乾いた？　ほら、ちゃんと冷えてるよ、触ってごらん」と　触ってみるとホントにちゃんと冷えている。そんでもって　グラス2つも机の中から出てきた。「・・・」
「チンチン（←注：乾杯の意味です）」
と、グラスを合わせて飲みました。ハーやっぱトロピカーナのオレンジジュースはうまいね〜。って言うか　机は改造して冷蔵庫をはめ込んだのか？す、すごいな・・・・ってかんじ。

さて　部屋は、と言うと今度はちゃんとお風呂がついているから　とっても嬉しい。日本人だからね‐‐。
そして8階（日本の９階）だから　眺めがとてもよい！パリを全望出来るって感じ。もちろんエッフェル塔もばっちり見える。ただ、今住んでいるところは買い物がすごく便利なんだけど　今度はちょっと落ちるかな、そして学校までも　３駅、遠くなった。ほんと、パリの端っこ。
ま　でも　ブローニュの森にも近いし　セーヌ川にも近いし、環境は良いかな。
他に周りには　この間　全仏オーフ゜ンをやっていたローランギャロス、オートゥイユ競馬場、それからパリ・サンジェルマンのホームグラウンドのパルク　デ　プランスサッカー場。なんだか　スポーツの名所しかないなあ・・・・・
と言うわけで９月以降は引越ししまーーーす。
（契約は７月１日〜始まるから　日本に帰る前に壁のペンキを塗りに行ったり、ちょっと荷物運んだりするけどさー）