2004年7月9日 仕事最終日、サープライズ・パーティーに涙!(当時のおフランス日記より)

とうとう仕事おさめ。(帰国22日前)

やられた〜って出来事。
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午前中、普通に仕事をしていて
私が 隣の小さい部屋にちょっとアイロンをかけに行っている間。
そんな少しの時間に自分の仕事場に戻ると みんなが消えてた・・・。

すると上司が来て
「話があるから」と呼ばれて小さいアトリエに行くと・・・!!!

いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ。

私が2年ちょっといた、職場の人、 それから 別の部署の人たち、
みんなが そこに 居た。
ケーキなども置いてあって、
なんと私のお別れパーチーを 密かに企ててくれていたのである!!!

サープライズ パーチー
ほんと、もうびっくりよ。
全然気づかなかった。
そして みんなの心に ノックダウン。

うっかり
涙が出てしまった。
私としたことが!!涙を知らない人間なのに!!!!!
「ほら、写真とるのに泣いちゃ駄目よ〜」と言われたけれど
も〜 だってぇー こんなにしてくれてーーー、
心も目頭も めちゃくちゃ熱くなっちゃって
どうにもならない。

みんな 口々に
「また いつでも戻って着なさい」
「がんばれ」
「幸運を!」
などと声をかけてくれる。

そして ○○(仕事先)のプレタポルテの大きな紙袋、二つ。そして花束。
「プレゼントよ」って。
あけてみると、
○○(仕事先)のサンダルとかばん。
 皆に 履いてみろ〜って言われて 鞄と靴を持って。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ
超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かわいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「もしサンダルが大きければ 下のブティックで 替えてくれるからね!」ってシェフが言うけれど、いやいや、バカの大足の私は フランスサイズで丁度ッス〜。全然 サヴァ〜
もう、ほんと、感激の最後。
私は この会社に 2回、やられてしまった。

1回目は去年の7月のパリコレ。http://d.hatena.ne.jp/a--------a/20050709#p2
あまりに芸術的な美しさのショーに
体が熱くなって 涙が出た。

そして 2回目は今回。
サプライズパーチー。
私の仕事場の皆と。本当にフランス人は素敵で優しいんです。これ、ホント。
フランスに来たばかりの頃は フランス人のいい加減さ、
ここで生活していく上で 日々発生する山のような問題、
カルチャーの違いに
「なめんなよ」

危うく猫になりかけていたニャンが
でも
この会社で 私はフランスが すごく好きになったニャン。

ここでみんなと一緒に仕事を続けていけたら、
そう思うけれども
外国人である自分、それから 諸々の状況から 次のステップに進むときが私にはやってきた。
だから 前に進まないと。ね。

そんな
忘れられない仕事納めでした。


でぇーーーーーーーーーーーーこの日は終わりではありません。金曜日の行動はまだまだ終わらない。

4時15分に 最後もいつもと変わらず仕事場を後にして
1週間ほど パリコレの手伝いをしていた友達の会社に行く。

マドレーヌ界隈を歩いていると、なんと さっき私の為のパーティーに参加してくれていた、会社のデザイン部の人に出くわした!!!
小雨の降る中、しばし 立ち話。
そして サヨナラ、を言う。

サントノーレの友達の勤める会社に行って 友達に会うと、なんと!
ショーの翌日に お姫様が2人来て
31着、全部買って行った!!!!!!!!!だって。
何億のお買い物だよ…

確かにショーの後、直ぐに
4人、アラブのお姫様が バックに入って来ていたけれど。http://d.hatena.ne.jp/a--------a/20050707#p1
すごいわ〜世界が違うわ〜 と言う感じです。はい。

で、そのアトリエを後にし、
今度は 某クチュールのお店へ。
この間の、雑誌に載った私の作ったカバンが置いてある店。
6月30日の日記参照 http://d.hatena.ne.jp/a--------a/20050630#p1

で、オーナー兼デザイナーに突撃、会う。

パリに戻って来たときに
こっちでの可能性を少しでも残しておきたくて。

「実はこのカバンを作ったのは私で・・・今月末には日本に帰るんだけれどまたフランスにはちょくちょく戻ってくるので その時に もし気に入るような物があったら店に置いてくれませんか???」
と交渉。

「今は アクセサリーよりも 洋服に力を入れているけれど とりあえず 見せにおいで。」と 今後の連絡の為に 名刺をくれた。
どうなるかは判らないけれど。

でも、人生 どこでどう転んでいくか 判らないから。

カバンは もう売れてしまっていて無かったけれど(100ユーロ也〜)
とりあえず 話に行ってよかったな、と言う感じです。

で、この時点で19時。 タイムオーバー。
本当は ヴォルテールの生地屋に行きたかったけれど・・・

会社からのプレゼントを両手に抱えて 過ぎし2年を振り返りながら
家路についた。