1999年8月6日 エシャンジュの人と会う&中華街デビュー(当時のおフランス日記より)

「エシャンジュ(ECHANGE)」と言う言葉を良く耳にする。
英語で言う所のEXCHANGE、つまり日本語を学びたい人とフランス語を学びたい日本人との交換授業のこと。

こう言ったエシャンジュの相手は 大抵、日本人向けの無料情報誌に載せたり 日本の本屋などの掲示板に貼紙をして探す。
ちょっと横道をそれると日本人向けの無料情報誌は 月2回発行されるOVNI、毎週木曜発行のparis−tokyo、毎週金曜発行のニュースダイジェストなど数誌ある。
日本の本屋やお店、シャンゼリゼにある日本人会などなど日本人が集まる所で手に入れる事が出来る。
これらはそれぞれに特色があるが 貸しアパート情報、帰国売り情報(かなり良い)映画情報、ニュースなど 色々載っている。
そしてその中に、エシャンジュの情報も載っているのだ。

語学学校には当然の事ながら先生以外 フランス人は居ない。と言う訳でフランス人と会話をする機会は店での買い物ぐらいしかない。

そんなのだめだめ、って事でフランス人のお友達アーンド会話の相手を求めるべく エシャンジュの相手を探す人が少なくない。
ただ、これにはちょっとした落とし穴もある。
単なる日本人目当ての、よこしまな気持ちで電話をかけて来る人が少なくない、と言うことだ。
知り合いの人も 電話がかかってきて、いざ会ってみたら 日本の事なんて殆ど知らない ハゲちゃびんのオヤジがノコノコやってきて度肝を抜いて腰も抜けたと言うことだ。
それじゃ、いかん。と言うわけで面接に熱が入る。

先週、友達2人がエシャンジュ募集を出した。そして私も便乗して一緒にエシャンジュをすることにした。2人の話だと どしどし電話がかかってきているそうだ。
 今日、ひとつ面接を入れ、友達と2人で行って来た。待ち合わせはオペラ近くのJUNKU書店。
友達の話だと相手は友達と2人で来るらしい。一人は寿司屋でバイトをしているらしい。
年は20歳らしい。事前情報はそれぐらい。
待ち合わせ時間、 フランス人は 当然 15分ほど遅れて来た。(私にはありがたーーーい、文化ね。)
CAFEに行き、4時すぎまでいろいろとお話した。
一人は以前東京に何週間か滞在していたことがあり、また 今オペラ座の近くの回転寿司でバイトをしている、と言うことだ。
もう一人は前に大阪で8ヶ月働いていて、その後 1ヶ月東京に居てたらしい。

日本のお笑いの話や 来週の皆既日食の話など、色々な話をしてお開きになった。本当はもっと話して居たかった、と言うのが私達2人の感想だ。が、その後別の待ち合わせがあったので
仕方なく・・・・・
お別れをして 今度は私達は13区へ。で友達と合流して 中華街デビュー!!!
初めてパリの中華街へ!!!!
ただ、日本のような中華街ではなく もっと 庶民的な感じの町並み。物価、安すぎ。春雨やそうめんなどいろんなものを買い、帰りにフォーを食べてホクホク顔の一日。