1999年8月11日 金環食(皆既日食)を見にルーアンへ

この日も残り僅かとなった、私の大っ嫌いな語学学校が午前中有ったけれど、そんな事はそっちのけ。だってだってだってーーーこの日は稀な金環食の日だったから!!!フランス国内では今回を逃したら あと80年生きないと見られない。この天体ショーは 是非是非見なくちゃ!!!ねぇ☆

フランスでは この日の何週間も前から 太陽観察用のめがねを薬局などで売り出したり(売り切れ続出)みんながみんな かなり注目していた。緯度、軽度どこだとより完璧な日食がみれるか、天気的にどこが見える、などなど雑誌やテレビでも日食特集目白押し。そんな情報を片手に 友人とどこで見るか対策を練る。11日のパリの天気予報は曇り。それじゃ、見れないじゃん!という訳でパリより天気がましで、より完璧な金環っぷりの日食を求めルーアン決定!(本当は カーンとかそっちの方が金環度が高かったんだけど、乗り換え面倒くさいし・・・)
朝7時30分、サンラザール駅で待ち合わせ、8時9分発の電車で いざ出発!
電車は朝早いのにも関わらず 同じように 日食を見に行く人達で混んでいた。
道中、車内で後ろの席に座っていたフランス人が いきなり日本語とフランス語交じりで話し掛けてきた。「時刻をあわせて欲しい」見るとソニーのビデオカメラ。しかも操作が日本語で表示されている。「日本で買った」と言っていた。それを合わせてあげて その後もルーアンまでいろいろと話していた。で、結局「旅は道づれ・・・」的にその後も我々と同行することになった。
9時40分、ルーアン到着。
 
10時13分 ルーアンの街を歩いて中心部へ向かう。 10時34分 中心部にある教会
 観光局で地図を手に入れ、見晴らしの良い橋の上で見よう!という事になり、10時52分 セーヌ川に架かる橋に到着。向かいの山には 人がギッチリ!(写真が小さくて人の姿があんまり見えないけれど・・・)
  
太陽観察用のサングラスをデジカメに被せて太陽を写す。11時3分、18分、25分の太陽。徐々に欠けてきています。
 
12時21分、いよいよ、って時に空には雲が… どんどん周りが暗くなっていく・・・
 
12時22分 ほぼ真っ暗に。      12時23分 昼なのに夜みたいな空にビックリ
 
12時24分 これから徐々に明るくなって… 12時25分 空が昼の空に戻ってきました。

12時30分、31分、32分、33分の太陽。雲がかかっていたのでカバーもせずに撮影。

12時34分、35分、37分、42分の太陽。
 皆 天を仰いで 天体ショーを楽しむ☆

その後、街を観光。ゴシック建築のカテドラルや、中世にペストで亡くなった方達の死体置き場だった、今は美術学校の校舎になっている建物(骸骨などの彫り物がおどろおどろしい)や ジャンヌ・ダルクが処刑されたといわれる広場などなど。

一通り疲れるまで観光をしてからパリに戻った。私は駐在員の方に頼まれた猫シッター初日だったので 一日歩き回った疲れた体で猫の世話に向かったニャン。
この日から20日まで 毎日猫シッター。